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固定サイン変革

鉄道における電気式固定サインの歴史は、旅客へのサービスの一環として、案内掲示器に電気式を採用した大正8年に遡ると言われています。
表示文字を画いた青写真を2枚の板ガラスにはさみ、内部から白熱電球の光を照射する方法で、当時としては、画期的な方法として脚光を浴びたように記録されています。
その後、昭和21年に当社が設立されて以来、運輸・交通関係サイン製作の専業トップメーカーとして、時々の新技術を採用し、読み易く、解り易いをモットーとして、今日の固定サイン群を作り続けています。

歴史

昭和21年(1期)
昭和21年10月1日 新陽社設立
昭和22年(2期)
掲示器規定ができた
  • 電気掲示器設備基準ができた
昭和24年(4期)
架線終端標が設備された
  • 電車線の終端を示すために用いた
  • 20W電球2個使用。後に10W蛍光灯2本使用した
昭和25年(5期)
戦後初めてネオン駅名標を設備(池袋)
  • 駅名のネオン放電管が表面に露出したもの
  • 昼間は体裁が良くない
昭和27年(7期)
ネオン駅名標
  • 本格的に使用される
昭和28年(8期)
東急渋谷駅に暗示式電気掲示器を設置
  • 40W白熱電球使用
  • 水銀リレー、電話ケーブル使用
昭和29年(9期)
掲示器規定改正により書体、色彩統一される
  • 在来の書体は楷書であったが、丸ゴシック体に統一
  • 掲示面の地色は紫紺または黒であったが、白地に紫紺文字とした
昭和32年(12期)
ネオン駅名標にアクリル合成樹脂板を使用
  • アクリル板の字型の内側にネオン管を入れた
  • ネオン管が点灯していなくてもよく見える
昭和35年(15期)
掲示器規定改正により書体と色彩が変わった
  • 書体が角丸ゴシック体となる
  • 地色は白、文字は黒色となった
行灯電気掲示器が枠構造H型となった
  • 蛍光灯の使用により鋼板型V型がH型となった
  • 蛍光灯により掲示面の均斉度が良いため、掲示面のガラス板をアクリル板とした。
  • 文字もアクリル文字形を貼付けた、B加工も使用された
昭和36年(16期)
列車時刻表の掲示面を短冊式にした
  • ダイヤ改正が多くなり文字の書き替えを容易にするため用いた
  • 縦書きで1列車毎取替可能にした
昭和37年(17期)
行灯型電気掲示器をグローブ構造H型とした
  • 鋼板枠を廃止し器体に全てアクリル板を用いた
  • 掲示面が広くなり重さも鉄枠構造の約3分1である
昭和39年(19期)
一般掲示器の鉄枠をアルミ型枠とした
  • 東海道新幹線開業により特に首都圏ではその対策として大量に掲示器の改良が行われた
  • 従来の鉄枠より約3分の1に軽量化された
  • アルマイト加工により体裁もよく塗装の塗り替え不要
昭和43年(23期)
列車時刻表を横書短冊型にした
  • 公文書の横書きに合わせ視覚効果をあげた
  • 行先、種別、時刻など区画毎に分け書替えを容易にした
東京都営地下鉄にアルミ枠掲示器採用
  • 国鉄以外で初めてアルミ枠採用、都営三田線(巣鴨~西高島平)開業
  • アルゴン溶接後アルマイト加工を施した
昭和47年(27期)
カラーユニットの新型掲示器が登場
カラーユニット方式
  • 鉄道視覚情報設備委員会の検討により、目的別の色彩とピクトグラムを使用してカラー化し、視覚効果を上げた
  • 従来の「読む」表示から「見る」表示と発展した
  • 器体の蝶番が廃止され扉及び本体で構成される一体のものとした
ボーダサインの登場
  • 横浜市営地下鉄開業でボーダサインが採用され旅客の誘導を良くした
昭和48年(28期)
長大トンネル用電話設備される
グローブ型B 加工
  • 北陸トンネル大惨事に伴い電話位置標、一斉点灯装置が設備される
昭和49年(29期)
発色アルマイト加工をした掲示器枠
H型
  • 西武鉄道池袋地下駅開業で初めて発色アルマイト加工をした枠を採用。色はVSグレー色
  • 表示面はVSグレーシートを使用し、文字は白
昭和53年(33期)
L特急用発車時刻はじめて採用
A加工
  • 各停車駅とその発着時刻をダイヤ形式に表示して利用者の便宜を図った
VSシートの採用
新東京国際空港(成田)
  • 表示面にVSグレーシート採用。着色アルマイト加工、VSグレー色
  • 多色刷り大型パネルサインの製作
昭和58年(38期)
省エネ型電気掲示器採用される
H型
  • 内部に特殊反射板を設け441型40Wランプ4本を2本に431型ランプ3本を1本に減らした
昭和61年(41期)
大型パネルサインの採用 つくば科学博
パネルサイン
  • 会場案内、誘導案内に大型パネルサインが多く設置された
つくば市にゲートサイン設置
  • 各市町村はイメージアップのためサインを多く設置するようになった
昭和62年(42期)
仙台市営地下鉄開業
  • 新デザインによる業務掲示器設置
    グッドデザイン賞受賞
昭和63年(43期)
NN型掲示器採用
  • 新宿駅他2駅の表示板を新デザインにより設置。表示板を湾曲成型し、各線を色分けして誘導を行った
  • SDA大賞受賞
平成3年(46期)
自立型時刻表示板採用
  • 山手線ホームに自立型時刻表を設置した。
    表示確認が容易になった
平成4年(47期)
営団南北線開業
  • 新デザインによる掲示器設置
関西空港開業
  • 新デザインによる掲示器設置
新東京国際空港第2ターミナルビル開業
  • 新デザインによる掲示器設置
平成5年(48期)
横浜市営地下鉄あざみ野駅開業
  • 新デザインによる掲示器設置
  • SDA賞受賞
平成8年(51気)
臨海副都心線開業
  • 新デザインによる掲示器設置
平成11年(54期)
成田国際空港
  • 中央棟案内サイン新設
平成15年(58期)
  • FFシート大型掲示器を品川駅に設備
平成16年(59期)
  • 薄型反射シート式掲示器(省エネタイプ)を福島駅に設備
  • LED内照式箱文字駅名標を西船橋駅に設備
平成17年(60期)
  • 薄型電気掲示板(S型型材仕様)を大宮駅他へ設備
平成18年(61期)
  • 仙台空港線に電気掲示器を設備
平成19年(62期)
  • ガラス導光式駅名標を田端駅に設備
平成20年(63期)
  • 東京メトロ副都心線開業、TS型掲示器を渋谷駅に設備
  • 自立型駅名標を東武鉄道朝霞駅に設備
  • 自立型駅名標を西武鉄道東長崎駅に設備
  • SE型掲示器を開発、目白駅・市ヶ谷駅・舞浜駅に設備
平成21年(64期)
  • 導光式電気掲示器を東京駅八重洲地下街に設備
  • LCDを採用したデジタルサイネージを品川駅に設備
平成22年(65期)
  • スカイアクセス線開業、SE型掲示器を京成電鉄上野駅・成田空港駅に設備
  • SE型掲示器を東武鉄道池袋駅に設備
平成25年(68期)
  • 東武鉄道伊勢崎駅・大袋駅高架化、SE型掲示器を設備
平成27年(70期)
  • OSE型電気掲示器を開発、原当麻駅に設備
※SE型掲示器(俗称:エコ薄型掲示器)
Saving Energy、Smart/Slim Ecologyの略、LEDを光源とし、半屋外設置用
※OSE型掲示器(俗称:屋外用片面エコ薄型掲示器)
Outside Smart/Slim Ecologyの略、LEDを光源とし、屋外設置に対応(片面)

昭和25年(5期)

八王子駅

昭和32年(12期)

昭和35年(15期)

昭和35年(15期)

昭和43年(23期)

列車時刻表 横書短冊形

昭和47年(27期)

カラーユニット新型掲示器

昭和49年(29期)

昭和61年(41期)

つくば科学博 大型パネルサイン

昭和61年(41期)

滝の広場

昭和62年(42期)

新宿駅通路

昭和63年(43期)

新宿駅ホーム

平成3年(46期)

自立型時刻表示板 原宿駅ホーム

平成4年(47期)

営団南北線ホーム総合案内版

平成4年(47期)

新東京国際空港第2ターミナル

平成8年(51期)

東京臨海高速 東京テレポート駅

平成16年(59期)

福島駅

平成16年(59期)

西船橋駅

平成17年(60期)

大宮駅

平成19年(62期)

田端駅

平成20年(63期)

朝霞駅

平成20年(63期)

東長崎駅

平成20年(63期)

目白駅

平成21年(64期)

東京駅八重洲地下街

平成21年(64期)

品川駅

平成27年(70期)

原当麻駅
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